大曲花火大会は、日本屈指の規模と迫力を誇る夏の一大イベントです。
しかし毎年、多くの来場者でメイン会場周辺は混雑し、場所取りや移動に苦労する人も少なくありません。
そこで今回は、無料で花火を観覧できる穴場スポット10選をご紹介します。
会場に近い迫力満点のエリアから、静かに鑑賞できる隠れた名所まで、実際の見え方・アクセス方法・周辺設備も詳しく解説。
混雑を避けながら、大曲花火を存分に楽しむための参考にしてください。
この記事を読めば、自分にぴったりの観覧スポットがきっと見つかります。
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クラブツーリズム
大曲花火大会2025とは?【日本三大花火・競技大会の魅力】
大曲花火大会は、秋田県大仙市で毎年8月の最終土曜日に開催される、日本を代表する花火大会です。
正式名称は 「全国花火競技大会 大曲の花火」。
その名の通り、ただ花火を打ち上げるお祭りではなく、全国の花火師たちが腕を競う「競技大会」として行われるのが大きな特徴です。
日本三大花火のひとつに数えられる理由
大曲花火大会は「長岡まつり大花火大会(新潟)」「土浦全国花火競技大会(茨城)」と並び、日本三大花火大会のひとつに数えられています。
その規模・歴史・芸術性は国内でもトップクラスで、全国から花火ファンが集結します。
毎年の来場者数は70万人を超え、開催地の大仙市は一夜にして花火一色に染まります。
大会ならではの魅力 ― 昼花火と夜花火
大曲の花火が特別と言われる理由のひとつが、全国的にも珍しい「昼花火」です。
午後5時頃から打ち上げが始まり、青空をキャンバスにカラフルな煙や光で模様を描きます。
花や動物の形を表現する「割物」や、煙が竜のように伸びる「煙竜」など、夜の花火とは全く違った幻想的な世界が広がります。
そして夜の部では、競技部門の「10号玉」や創造花火、さらに大会提供の超大規模スターマインが登場。
最後には夜空一面を覆い尽くす圧巻の光景が広がり、多くの観客を魅了します。
花火師にとっての最高峰の舞台
大曲花火大会は、花火師にとって 最高峰の舞台 と呼ばれています。
ここで優秀な成績を収めることは、業界内での名誉であり、大きな勲章。実際に「内閣総理大臣賞」が授与される数少ない大会でもあり、出場する花火師は1年をかけて渾身の作品を準備します。
そのため、観客はただ花火を楽しむだけでなく、「全国トップレベルの花火師たちの真剣勝負」を間近で体験できるのです。
大曲大曲花火大会2025の日程・基本情報まとめ
大曲花火2025の日程と場所
- 開催予定日:2025年10月4日(土)
- 開催時間:18:00〜19:30
- 荒天の場合:延期
- 打ち上げ数:8000発
- 開催場所:「大曲の花火」公園
- 観覧:全席有料
- アクセス:「大曲の花火」公園(秋田県大仙市大曲雄物川河畔)
- 交通アクセス:電車・JR秋田新幹線、奥羽本線大曲駅より徒歩で約30分・車・秋田道大曲ICより車で約10分・
- 周辺の駐車場:約6000台(有料、無料あり)
- 交通規制:交通規制あり。詳細は大仙市HPにて掲載。
大曲花火大会2025アクセス・駐車場・交通規制情報
大曲花火大会は例年60万人以上が訪れるため、当日のアクセスは大変混雑します。
-
電車:JR大曲駅から会場までは徒歩約30分。当日は臨時列車も運行されます。
-
車:大曲ICから約10分ですが、周辺は大渋滞必至。駐車場は事前予約制の有料駐車場や臨時駐車場が設けられます。
-
交通規制:大会当日は大規模な交通規制が実施され、車両進入禁止エリアが広範囲に及びます。
大曲花火大会2025の有料席と無料観覧の違い【どっちがおすすめ?】
大曲花火大会を楽しむ方法には、有料席で観覧する方法 と 無料スポットで観覧する方法 の2つがあります。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、目的や同行者に合わせて選ぶのがおすすめです。
有料席の特徴
-
花火を 正面から見られるベストポジション
-
迫力満点!音と光のシンクロを体全体で体感できる
-
座席が指定されているため、場所取り不要で安心
-
トイレや売店が比較的近くに設置されている
→ 特に「初めて訪れる方」や「カップル・家族連れ」に人気です。
無料観覧の特徴
-
お金をかけずに楽しめるのが最大の魅力
-
公園や土手、高台などさまざまなスポットから観覧可能
-
人混みを避けて、のんびり鑑賞できる穴場も多い
-
会場から離れるほど、花火の迫力はやや劣る
→ 「混雑を避けたい人」「ゆったりと観たい人」「地元の雰囲気を楽しみたい人」に向いています。
どっちがおすすめ?
-
迫力と快適さ重視 → 有料席がおすすめ
「大曲の花火を正面で見たい!」「子ども連れで安心して座りたい」という方は有料席がベスト。 -
コストを抑えたい・穴場でのんびり → 無料観覧がおすすめ
「人混みが苦手」「費用をかけずに楽しみたい」という方は、少し離れた無料スポットが快適です。
現在、大曲花火大会専用の宿泊付きツアーが販売されているサイトをご紹介します。
大曲花火大会の無料穴場スポット10選【地元民おすすめ】
メイン会場は迫力満点ですが、混雑や場所取りの大変さも付き物です。
そこで今回は、地元の人がおすすめする穴場観覧スポットをまとめました。
無料でゆったり観覧できる場所から、少人数で静かに楽しめる場所まで幅広く紹介します。
穴場スポット①仙北自動車学校付近の土手
会場から約1km、土手の上から迫力ある花火を観覧できる穴場です。
静かに花火を楽しみたい方にぴったり
距離
会場から約1km
見え方
土手から斜めに見上げる形で迫力あります
トイレ・駐車場の有無
なし
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市戸地谷字大和田89
- アクセス:大曲駅から徒歩約25分
穴場スポット②大曲中学校エリア
広々とした空間から臨場感たっぷりの花火を鑑賞できるスポット。
家族連れや大人数での観覧にも対応しやすい広さです。
距離
会場から約200m
見え方
臨場感たっぷりの花火が見れます。
トイレ・駐車場の有無
なし
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市若竹町7-17
- アクセス:打ち上げ場所から徒歩5分・大曲駅から徒歩20分
穴場スポット③丸子川の川辺
駅からも近く、適度に落ち着いた雰囲気の川辺。
夕暮れ時の川風が心地よく、ゆったり過ごせます。
大曲の花火
地元スーパーも花火を見たいのか19時までの短縮営業
丸子川沿いの遊歩道からでも楽しめた。帰りの大曲駅が非常に混雑するので、方面ごとに分けて入場制限を行っている。 pic.twitter.com/WNQdEmsgUD— 太白 (@taihaku227) September 2, 2024
距離
会場から約5.6キロ
見え方
打ち上げ会場の真正面、川を挟んだ向かい側から観覧できるスポット。
ほどよい距離感で迫力も十分。
トイレ・駐車場の有無
仮設トイレ設置あり
混雑度
早めの場所取りが必要
おすすめ度
撮影スポットにおすすめ
- 住所:秋田県大仙市花館下竹花下川原
- アクセス:大曲駅から徒歩
穴場スポット④興栄建設近辺
会場から約800m、住宅街にある静かな観覧エリア。
裏側から花火が見られるため、人混みを避けたい方に人気です。
大曲の花火
会場反対側の興栄建設付近より
風上になったため、煙られることなく鑑賞出来ました。
あまり混雑していませんでしたし。
駅までもう少し…どんだけ混雑してるだろ… pic.twitter.com/mnm5QCktkz— ぽんぽんやま@京都 (@mt_pompon_ppy) August 31, 2019
距離
会場から約5.6キロ
見え方
遮る建物がほぼなく、高く打ち上がる花火は迫力満点
トイレ・駐車場の有無
なし
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市大曲西根字西道地野502-2
- アクセス:大曲駅から徒歩5分
- 予約不要の有料駐車場有
akippa
穴場スポット⑤姫神公園の高台
市街地を見下ろせる高台から、夜景と花火を同時に楽しめる絶景スポット。
自然の中でのんびり観賞できるので、カップルや少人数におすすめです。
本日の大曲の花火
姫神公園から撮影しました!
たくさん尺が打ち上がって誰も周りに居ない状態で花火楽しめました!
花火師の皆様お疲れ様でした!ありがとうございました!来年を楽しみにしています!#写真好きな人と繋がりたい #秋田を旅しよう#大曲 pic.twitter.com/z8c6hzemQ4
— ぱん太郎(がめお) (@gamentank) August 3, 2020
距離
会場から約2.3キロ
見え方
高台から花火を一望できる、迫力と景観を兼ね備えたおすすめの場所
トイレ・駐車場の有無
公園にトイレあり
混雑度
穴場と言えそうです
おすすめ度
カップルや静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市花館松山1
- アクセス:JR大曲駅から車で10分・秋田自動車道大曲ICから車で10分
- 予約不要の有料駐車場有
\予約できる駐車場はこちら/
akippa
穴場スポット⑥仙北ファミリーボウル前河川敷
商業施設近くで、食事調達や帰りの混雑回避がしやすい。
買い物帰りにも立ち寄れる手軽なスポット。
距離
会場から約1キロ
見え方
打ち上げ地点から少し斜めの位置になるが、大きな花火は問題なく見える。
トイレ・駐車場の有無
近隣の店舗にトイレあり
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
帰りの混雑を避けられる
- 住所:大仙市大曲丸の内町35-8
- アクセス:大曲(秋田県)駅出口から徒歩約9分
\予約できる駐車場はこちら/
akippa
穴場スポット⑦大曲小学校周辺
駅から近く、混雑を避けつつ観覧できるスポット。
大曲の花火を見に来たチビッ子連れの方へ
●河川敷からちょっと離れるが大曲小学校のグラウンドがおススメ
・隣の市役所の1階トイレが使える
・学校の校庭から見るので、けっこうゆったり大曲小学校から撮った写真
子どものトイレ考えたらホントおススメ
雨で大変だろうけど楽しんで!#大曲の花火 https://t.co/dA6X2E6zdm pic.twitter.com/ICWuFjE3m2— harusakikai @はてな (@harusakikai1) August 27, 2022
距離
会場から約700メートル
見え方
周囲の建物が邪魔になる部分もあるが、上空に開く花火はしっかりと見える。
トイレ・駐車場の有無
周囲にトイレなし
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市大曲花園町4-88
- アクセス:大曲駅から徒歩10分
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穴場スポット⑧大曲厚生医療センター付近
静けさ重視の遠距離観覧スポット。
望遠カメラでの撮影向きです。
距離
会場から約5.6キロ
見え方
花火全体はやや遠く小ぶりに見えるものの、空高く開く大玉はしっかり見られる。
トイレ・駐車場の有無
なし
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市大曲通町8-65
- アクセス:JR大曲駅から徒歩3分
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穴場スポット⑨大仙市中央公園付近
芝生とトイレ・駐車場完備で快適性の高いスポット。
距離
会場から約600メートル
見え方
打ち上げ場所からは少し距離があるものの、空高く広がる花火はしっかり鑑賞可能。
木々が少ない場所を選べば視界もクリア。
トイレ・駐車場の有無
公園内にトイレあり
混雑度
穴場といえそう
おすすめ度
ファミリーにおすすめ。
- 住所:大仙市大曲浜町2-3
- アクセス:大曲駅から徒歩
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穴場スポット⑩仙北健康広場
のんびりピクニック感覚で過ごせる広場です。
距離
会場から約5.6キロ
見え方
打ち上げ場所からは少し離れているものの、開けた視界のおかげで高く上がる花火はしっかり見える。
トイレ・駐車場の有無
トイレ設置の年もあり
混雑度
混雑はあまりありません
おすすめ度
静かに見たい人におすすめ。
- 住所:大仙市堀見内字元田茂木61番地外
- アクセス:大曲(秋田県)駅: 東口から 徒歩 35分
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穴場スポットをしっかり押さえたら、次に気になるのが当日の混雑。
特に大曲花火は全国から観光客が訪れるため、会場周辺や帰りの駅・道路は大変混み合います。
そこで、【混雑を避ける時間帯】や【帰りの渋滞を回避する裏ワザ】をまとめた記事を用意しました。
詳しくはこちらをご覧ください →大曲花火の帰りの電車や駅の混雑状況!帰り方を徹底解説!
大曲花火の楽しみ方を徹底解説!昼から夜まで丸一日楽しむ方法
日本三大花火の一つとして知られる「全国花火競技大会 大曲の花火」は、毎年8月末、秋田県大仙市の雄物川河川敷を舞台に、全国の花火師たちが渾身の作品を打ち上げます。
単なるお祭りではなく、「競技会」としての格式があるため、花火のクオリティは別格です。
1. 昼花火と夜花火、2つの世界を味わう
大曲花火の最大の特徴は、全国でも珍しい昼花火が行われること。
午後5時頃から始まり、青空をキャンバスに色煙や光で模様を描きます。
色煙で花や動物を表現する「割物」や、煙が龍のように伸びる「煙竜」など、夜とはまったく違う表現が魅力です。
観客からは「昼間なのにこんなに美しいなんて」と感嘆の声があがるほど。
そして19時頃からは夜花火が開幕。
競技部門の「10号玉」、芸術性の高い「創造花火」、そして最後を飾る圧巻の「大会提供花火」へと続きます。
夜空いっぱいに広がる光の花は、言葉では言い尽くせないほどの感動を与えてくれます。
2. 有料観覧席で体感する迫力
河川敷の真正面で花火を見たいなら、有料観覧席が断然おすすめ。
A席(パイプ椅子)、C席(レジャーシート)、ペア席など、種類はさまざま。
ふるさと納税を使えば、実質負担2,000円でチケットを入手する方法もあり、これを利用するリピーターも多いです。
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3. 宿泊は早めの予約が必須
大会当日は全国から観光客が訪れるため、大仙市内のホテルや旅館は数年前から埋まることもあります。
近隣市町村、さらには秋田市や盛岡市など広域で探すのが賢い方法。
「多少遠くても宿泊地が確保できたほうが安心」というのが常連客の意見です。
4. 花火資料館で予習
大会前に立ち寄りたいのが「はなび・アム」。
歴代の大会プログラムや4K映像、さらには火薬の配合方法まで展示されており、花火の奥深さを知ることができます。
知識をつけてから見る花火は、より感動が増します。
5. 周辺観光も楽しむ
大会前後には、国指定名勝「旧池田氏庭園」など歴史ある観光地を巡るのもおすすめ。
緑豊かな庭園と季節の花々が迎えてくれ、花火の喧騒とはまた違った癒やしの時間が流れます。
6. ご当地グルメでパワーチャージ
花火鑑賞に向けてエネルギー補給を忘れずに。
大仙市名物の「大曲納豆汁」は、納豆をすり潰して作るためクセがなく、納豆が苦手な方にも食べやすいと評判です。
屋台グルメや秋田名物きりたんぽも、会場周辺で楽しめます。
7. 花火グッズ&お土産探し
大会公式グッズや花火をモチーフにした雑貨も豊富。
毎年デザインが変わるTシャツやタオルは記念にもぴったり。
8. スムーズな移動計画
JR大曲駅から会場までは徒歩約30分。
大会当日は臨時列車が運行されますが、シャトルバスはなし。
帰りの混雑を避けたい場合は、フィナーレ後すぐに移動せず、少し時間をずらすのがコツです。
まとめ
大曲花火大会をゆったり楽しみたいなら、メイン会場以外の無料穴場スポットを知っておくことが鍵です。
今回紹介した10カ所は、それぞれ視界の良さや混雑具合、アクセス方法に特徴があり、家族連れ・カップル・写真撮影目的など、目的に合わせて選べます。
混雑や暑さで疲れないためにも、事前にアクセス経路やトイレの場所を確認し、レジャーシートや飲み物などの準備も忘れずに。
少し離れた場所からでも、大曲の夜空を彩る大輪の花火は十分に感動を与えてくれます。
自分だけのお気に入りスポットを見つけて、特別な夏の思い出を作ってください。