新潟・苗場エリアにある「ドラゴンドラ」は、日本最長級のゴンドラとして知られる絶景スポット。
秋になると一面に広がる紅葉のパノラマが楽しめ、多くの観光客が訪れる大人気の紅葉名所です。
しかし、紅葉のピーク時期は例年かなり混雑し、ゴンドラ乗車までの待ち時間が長くなることも…。
「なるべく空いている時間に乗りたい」「スムーズに紅葉を楽しみたい」という方のために、この記事では混雑の傾向・待ち時間の目安・混雑回避のコツを詳しく紹介します。
さらに、紅葉の見頃時期やおすすめの乗車時間帯、アクセス方法まで徹底解説。
この記事を読めば、ストレスなく苗場ドラゴンドラの紅葉を満喫できますよ。
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苗場ドラゴンドラ/田代ロープウェー割引乗車券
苗場ドラゴンドラの基本情報・特徴
苗場ドラゴンドラの2025年の営業期間はこちらです。
- 営業期間:2025年10月11日(土)~11月9日(日)
- 運行時間:苗場ドラゴンドラ、田代ロープウェイ9:00~15:00(下り最終16:00)
- 料金:おとな4,000円(税込)、小学生2,300円(税込)、ペット1,000円(税込)
乗り方は3通りあり、そのうちいずれか1つを選びます。
①苗場ドラゴンドラ往復 ②田代ロープウェイ往復 ③苗場田代周遊ルート - アクセス:上越新幹線越後湯沢駅(東口)路線バス「浅貝・苗場クリスタル行き」苗場スキー場シュネー前降車(約50分)苗場スキー場シュネー前よりドラゴンドラ山麓駅行き無料送迎バス(約5分)
苗場ドラゴンドラの紅葉が特別といわれる理由は、およそ25分間にもわたる横方向の空中散歩にあります。
まるで紅葉のトンネルを進むように、どこを見ても色づいた山肌が広がり、まさに“紅葉の金太郎飴”状態。
往復すれば約50分間、息をのむような絶景をたっぷり堪能できます。
頭上から足元まで、あらゆる角度から紅葉のグラデーションに包まれるその体験は、まさに別世界。
新潟県湯沢町にある苗場ドラゴンドラ🐉
日本最長のロープウェイ、山頂付近は紅葉真っ只中🍁 pic.twitter.com/Tcef9DU8Cb
— ( ∵ )@もょもと (@seshikou) October 15, 2025
一般的なロープウェイやゴンドラが「山麓から山頂へ」と一直線に登るのに対し、ドラゴンドラは少し特別な構造。
尾根の中腹を通る谷筋を横に滑るように進む独特なルートを描くため、まるで紅葉の海を渡るような感覚を味わえます。
苗場ドラゴンドラは、一般的なゴンドラのように山麓から山頂を登るのではなく、約5.5km(全長5,481m)をおよそ25分かけて横方向に進むという、世界的にも珍しいタイプのゴンドラです。
往復すれば約50分間、まるで空中を滑るように紅葉や渓谷を眺めることができ、そのスケールはまさに圧巻。
“平行移動するゴンドラ”というユニークな構造が、この絶景体験を唯一無二のものにしています。
ドラゴンドラから見る絶景の魅力
ゴンドラは起伏のある地形をなぞるように進み、時には深い谷を一気に越えるため、スリルと絶景を同時に味わえます。
特に紅葉シーズンには、赤・黄・橙のグラデーションに包まれ、まるで“空中の紅葉トンネル”を進むような感覚。
支柱間の距離が最も長いポイントでは、地上からの高さも最大となり、まさに鳥のような視点で山の景色を楽しむことができます。
終点に近づくにつれ、山岳地帯の貴重な平地エリアに作られたスキー場が姿を現し、紅葉から雪景色へと移ろう自然の美しさを感じることができます。
苗場ドラゴンドラの紅葉の見頃は?2025最新
2025年の苗場ドラゴンドラ&田代ロープウェイの紅葉の見頃は、こちらになります。
例年の見頃はこちらです。
- 山頂は10月上旬から10月中旬
- 中腹は10月中旬から10月下旬
- 山麓は10月下旬から11月上旬
2025年は、10月18日頃から見頃の予想です。
苗場ドラゴンドラの紅葉時期の待ち時間や場所・混雑状況
混雑状況の過去をさかのぼってみると、2022年・2023年・2024年は1時間以上の待ち時間は1回程度になっています。
ドラゴンドラに乗るまでには、実は3つの待ちポイントがあります。
それぞれで行列が発生するため、全体の所要時間を把握しておくと安心です。
① 駐車場エリア(ホテル向かい側)
駐車場は非常に広く、満車になることはほとんどありません。
入庫時の渋滞も少なく、路線バスもここが発着地点となります。
ただし、ここでまずチケット購入のための最初の行列が発生します。
② シャトルバス乗り場(駐車場の建物前)
チケット購入後は、ゴンドラ山麓駅へ向かうシャトルバスに乗る必要があります。
この乗車待ちでも列ができやすく、混雑時はここがボトルネックとなることも。
天候や時間帯によっては、10〜30分ほどの待機が発生するケースもあります。
③ ゴンドラ山麓駅(ドラゴンドラ乗り場)
ようやく山麓駅に到着したら、ドラゴンドラ本体の乗車待ちが3度目の行列ポイントです。
紅葉のピーク時には、ここで最も待ち時間が長くなる傾向があります。
出発時間を早めることで、この列を大幅に短縮できます。
下山時は「田代ロープウェイ」に利用者が分散するため、上りほどの混雑はほとんどありません。
苗場ドラゴンドラの紅葉時期の混雑回避方法
紅葉の絶景スポットとして人気の「苗場ドラゴンドラ」ですが、見頃シーズンは全国から多くの観光客が訪れるため、特に土日祝日は長蛇の列になることも珍しくありません。
ゴンドラの乗車までに複数の待機ポイントがあるため、時間帯を誤るとトータルで1時間以上待つケースもあります。
しかし、少しの工夫で混雑を上手に回避することが可能です。
ここでは、到着時間の目安・おすすめの行動パターン・前泊のコツなど、快適に紅葉を楽しむための具体的な対策をわかりやすく紹介します。
1. 到着時間を早める
平日は10時まで、土日祝日は9時(可能なら8時)までに大駐車場着が理想。
紅葉の最盛期(10月下旬〜11月上旬)の土日の週末は特に混雑するため、午前8時着を目安にすると安心です。
また苗場ドラゴンドラは、人気スキーリゾート「苗場スキー場」内にあり、場所としては越後湯沢駅や湯沢ICの南側(南湯沢エリア)に位置します。
首都圏から車でアクセスする場合は、新潟県側だけでなく、群馬県側の上毛高原駅や月夜野ICからのルートも便利です。
山麓駅は山奥にあり駐車スペースが限られているため、一般車は利用できません。
そのため、ドラゴンドラを利用する人は苗場プリンスホテル前の大駐車場に車を停め、そこから無料のシャトルバスで山麓駅へ向かう流れになります。
駐車料金は無料で、乗車チケットの発券もこの駐車場併設の建物で行われます。
2. チケット発券は事前に購入する
現地で慌てないように、チケット購入は事前に購入しておきましょう。
3. シャトルバスは満員前に乗る
無料バスは定期運行ですが、混雑ピーク時は乗車待ちが発生します。
早めに行動を。
4. 午後は避ける
紅葉時期の午後は待ち時間が長くなる傾向あり。できるだけ午前中の乗車を狙いましょう。
5.田代ロープウェイ側からスタートする
混雑を避けたい方には、田代ロープウェイ側からのスタートがおすすめです。
多くの人は苗場プリンスホテル側から乗るため、午前中は苗場エリアが大混雑。
一方で田代側は利用者が少なく、待ち時間が短くスムーズに乗車できます。
さらに、田代ロープウェイからは紅葉を見下ろす絶景ルートを楽しめるのも魅力。
帰りは無料のシャトルバスで苗場側に戻れるので、移動も安心です。
早朝に出発して田代側から乗り込めば、人混みを避けながらゆったり紅葉を満喫できます。
6.前泊する
紅葉シーズンは朝早くの行動がカギを握るため、前泊も選択肢のひとつ。
アクセスの良さを重視するなら越後湯沢温泉エリア、静かに過ごしたい方には猿ヶ京温泉がおすすめです。
どちらの宿泊地からも苗場の大駐車場までは車で約30分前後。
越後湯沢温泉は新幹線駅から徒歩圏内にあり、昔ながらの旅館街が並ぶ人気エリアです。
猿ヶ京温泉は落ち着いた雰囲気で、自然に囲まれた静けさが魅力。
土日祝日に利用する場合は、朝食を早めに済ませて8時には出発できるスケジュールを組むと混雑を回避できます。
平日であれば9時頃の出発でも十分スムーズに到着できるでしょう。
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まとめ
苗場ドラゴンドラの紅葉は、まさに“日本一長い空の絶景遊覧”。
山々を横断する独特のルートから、黄金色や真紅に染まる谷間を見渡す光景は圧巻です。
見頃時期には混雑しますが、平日の午前中や田代ロープウェイ側からの乗車を選ぶことで、待ち時間を大幅に減らせます。
特に紅葉ピークの10月下旬〜11月上旬は早めの行動が鍵です。
朝の澄んだ空気の中で、自然のグラデーションに包まれる25分間の空中旅。
時間を味方につけて、混雑を気にせず絶景の紅葉体験を楽しんでくださいね。