府中にある大國魂神社で開催される「酉の市」は、毎年たくさんの人でにぎわう冬の風物詩。
中でも気になるのは、「屋台って何時から?」「どんなグルメがあるの?」「熊手はどこで買えるの?」というポイントですよね。
この記事では、大國魂神社の酉の市に出店する屋台の営業時間や場所、混雑する時間帯に加え、開運を願う熊手の情報や、毎年人気のおすすめグルメまでたっぷりとご紹介します。
はじめて行く方も、毎年恒例の方も、この記事を読めば酉の市を120%楽しめること間違いなし!
屋台グルメに心惹かれながら、1年の無事と福を願いに行きましょう。
大國魂神社の酉の市の基本情報
大國魂神社(東京都府中市)で行われる酉の市は、境内にある大鷲神社(おおとりじんじゃ)のお祭りとして、毎年11月の「酉の日」に開催されます。
2025年は「一の酉」と「二の酉」の2回が予定されており、境内には熊手市や縁起物を扱う露店がズラリと立ち並び、1年の開運招福・商売繁盛を願う多くの人でにぎわいます。
開門は早朝から、熊手や屋台は朝9時頃から夜遅くまで営業予定です。
雨天でも開催され、入場料は無料。
初詣のような賑わいの中、冬の訪れを感じながら参拝や屋台を楽しめるのが魅力です。
大國魂神社の御朱印
酉の市に伺いました。
関東三大酉の市のひとつだそうです。#大國魂神社 #東京 #神社 #御朱印 #酉の市 pic.twitter.com/eiukEssA3s— つうふう (@ftsuna40) December 18, 2024
開催概要
- 開催日
一の酉:2025年11月12日(水)
二の酉:2025年11月24日(月・振替休日)
- 開催場所:大國魂神社(境内・大鷲神社)
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住所:東京都府中市宮町3-1
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アクセス:
┗ JR南武線「府中本町駅」より徒歩約5分
┗ 京王線「府中駅」より徒歩約5分
┗ 西武多摩川線「府中競馬正門前駅」より徒歩約5分 -
開門時間:6:30〜22:00(※変更の可能性あり)
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熊手市:9:00頃〜22:00頃(店により異なる)
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露店の出店時間:9:00頃〜22:00頃(店により異なる)
※各店舗は準備が整い次第スタートします。
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入場料:無料
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縁起物の目安価格:
┗ 熊手(大):3,000円
┗ 熊手(小):1,500円
┗ かんざし守:800円
┗ 大鷲神社御札:500円 -
雨天時について:雨天決行(天候による変更なし)
大國魂神社の酉の市の特徴や見どころ
東京都府中市に鎮座する大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は、創建がなんと西暦111年とも伝えられる、都内でも最古級の歴史を誇る古社です。
その神聖な境内にある「大鷲神社(おおとりじんじゃ)」で、毎年11月の「酉の日」に行われるのが、府中の秋の風物詩とも言える「酉の市」です。
この酉の市は、商売繁盛・開運招福・良縁成就を祈るお祭りとして親しまれ、地元府中市民はもちろん、都内外からも多くの参拝者が訪れます。
圧巻の露店とにぎわう参道
境内と参道には、約100店舗もの露店や熊手商が立ち並び、色とりどりの屋台が所狭しと並ぶ光景は圧巻です。
中でも目を引くのは、商売繁盛の象徴とされる「熊手」の数々。
大國魂神社の熊手は、おかめや招き猫、米俵、千両箱など、縁起物の飾りが豪華にあしらわれた華やかなデザインが特徴です。
まっすぐに伸びる長い参道の両側には、食べ歩きグルメから射的、縁起物屋までがずらりと並び、訪れる人の目とお腹をしっかり満たしてくれます。
「関東三大酉の市」の一角を担う規模と格式
大國魂神社の酉の市は、浅草・鷲神社、新宿・花園神社と並ぶ「関東三大酉の市」のひとつとして数えられるほど規模が大きく、知名度も高いのが特徴です。
境内の広さは三大酉の市の中でも随一と言われており、参拝のしやすさや回遊性の高さも魅力のひとつです。
毎年11月に「一の酉」「二の酉」、年によっては「三の酉」と複数回開催され、それぞれの日に合わせて多くの熊手商と参拝客が集います。
ここだけの特別体験「江戸の里神楽」の奉納
さらに、大國魂神社ならではの見どころとしては、神楽殿で奉納される「江戸の里神楽」があります。
2024年の実績では、午後3時・5時・7時の3回に分けて披露されており、荘厳な笛と舞の音色に多くの人が足を止めて見入っていました。
神社そのものも見どころ満載!
大國魂神社は、日頃から縁結び”や“厄除け”出世運”など、さまざまなご利益があるとされるパワースポットとして知られています。
また、武蔵国の総社として、東京都・埼玉県・神奈川県の多くの神々を一度にお参りできる場所とされ、スピリチュアルスポット巡りが好きな人にとっても外せない神社です。
酉の市の時期は特に活気にあふれ、非日常を味わえる“開運空間”が広がります。
大國魂神社の酉の市の屋台の出店時間は何時から何時まで?
大國魂神社の酉の市では、毎年たくさんの屋台が並び、グルメや縁起物を楽しむ人々でにぎわいます。
気になる屋台の出店時間ですが、午前9時頃から夜10時頃までとなっています。
朝9時には、準備の整った屋台から順に営業を始め、昼前にはほとんどの店がオープンしています。
夕方から夜にかけてが特に混雑し、仕事帰りや学校終わりの人たちで境内は大盛況になります。
ただし、屋台によっては準備が遅れたり、品切れが早まったりすることもありますので、確実に楽しみたい方は明るい時間帯の来場がおすすめです。
大國魂神社の酉の市の屋台の出店場所
大國魂神社の酉の市では、境内とその参道周辺にかけて、およそ100店舗もの露店や屋台が立ち並びます。
①府中・大國魂神社
大國魂神社の創建はなんと西暦111年!
由緒ある神社での酉の市は、長い参道にたくさんの屋台が並び、とても賑わっていました。
他の酉の市と比べると、全体的に落ち着いた雰囲気でした。 pic.twitter.com/ZA5smp1OgG— Yocco18 (@yokohama18ku) November 23, 2023
とくに目を引くのが、所狭しと並ぶ華やかな「熊手」たち。
おかめの面や米俵、招き猫、千両箱など、縁起物がぎっしり飾られた熊手がズラリと並び、訪れる人の目を楽しませてくれます。
また、朝6時ごろからは、神社の授与所で熊手型のお札「神符熊手(しんぷくまで)」の頒布もスタート。
この神符熊手は小ぶりながらご利益たっぷりで、記念に受け取っていく人も多い人気のお守りです。
こうした福を呼ぶ縁起物を求めて、酉の市当日は商売繁盛や開運を願う人々で境内がにぎわいます。
境内だけでなく、長く続く参道にも屋台がぎっしり出店されるため、グルメや買い物を楽しみながら神社へと向かうことができますよ。
大國魂神社の酉の市の屋台のおすすめグルメ
大國魂神社の酉の市といえば、活気ある境内に立ち並ぶ屋台が魅力のひとつ。
その中でも特に注目したいのが、思わず食べたくなる絶品グルメの数々です!
まずは、もちもちの「餡餅(あんもち)」。
ほんのり甘いあんことお餅の優しい味わいは、寒い夜にもぴったりの癒しグルメ。
ほおばった瞬間に、ほっこりすること間違いなしです。
次にご紹介したいのは、「シャーピン」。
外はカリッと香ばしく、中はジューシーな肉餡がたっぷり入った中国風の屋台グルメで、最近人気が急上昇中!
手軽に片手で食べられるのも嬉しいポイントです。
お祭り定番といえば、たこ焼きや焼きそば、お好み焼き、肉串、ジャンボフランクなど、ボリューム満点な屋台メニューたち。
熱々のソースの香りがふわっと漂ってくると、つい足が止まってしまいますよね。
中でも牛ステーキ串は、贅沢感たっぷりで、ちょっと特別な屋台気分を味わいたい方におすすめです!
そして、ホクホクのじゃがバターは、肌寒い季節にぴったりのあったかメニュー。
バターがとろけた瞬間の香ばしさがたまりません。
甘いもの好きさんには、今川焼き・チョコバナナ・りんご飴の三連コンボが王道。
今川焼きはしっとり生地とたっぷりあんこが嬉しくて、チョコバナナは見た目も映えるカラフル屋台スイーツ。
そして、カリッと甘酸っぱいりんご飴は、昔ながらのお祭りの味ですね。
大國魂神社の酉の市に来ました!
屋台で売ってたフランクフルトが肉汁爆発で旨いんじゃ😍 pic.twitter.com/55P1RRm3JH
— はすぼー (@hasbou2u) November 17, 2024
大國魂神社の酉の市の熊手の値段や特徴
大國魂神社の酉の市といえば、縁起物として有名な「熊手」が主役ともいえる存在です。
威勢のいい掛け声が飛び交う露店には、大小さまざまな熊手がずらりと並び、初めての方はその種類や値段に迷ってしまうかもしれません。
ここでは、熊手の価格の相場や選び方のポイント、さらに飾る場所や飾り方のコツまで、初めてでもわかりやすく解説します。
熊手とは?縁起を呼び込む招福アイテム
熊手は、その形が「かき集める」ことに由来し、「福を呼び寄せる」「商売繁盛や金運を引き寄せる」とされる縁起物の代表格です。
初めて熊手を買う際には、まずは手頃なサイズからスタートし、年々運気が上がるように少しずつ大きなものへ買い替えていくのが良いとされています。
熊手の料金について
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小型の熊手:約1,000円前後
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中型〜大型の熊手:数千円〜数万円
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豪華な装飾付きの特大サイズ:数十万円にのぼる場合もあり
※価格は大きさや装飾の内容(七福神・おかめ・松竹梅・千両箱など)により大きく変わるので、購入前にじっくり見比べて選ぶのがおすすめです。
粋な熊手の買い方(商売繁盛を願うならぜひ実践を)
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まず、店主に値段を尋ねる
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軽く値切る(値引き交渉を楽しむ)
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最終的に最初に提示された金額をそのまま支払い、
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値切った分は「ご祝儀」としてお店に渡す
こうしたやりとりが、昔ながらの「粋な買い方」とされ、縁起を担ぐ場面としても楽しまれています。
熊手を飾る場所について
熊手を飾る際には、場所や向きにも縁起の考え方があります。
飾る場所のポイント
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目線より高い位置に設置するのが理想的
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神棚、玄関、リビングなど、人の集まる空間が良い
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リビングの場合も、なるべく上の方へ飾ることで、運気を呼び込みやすくなります
飾る向きのポイント
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南向きやその年の恵方(えほう)に向けると◎
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玄関に飾る場合は、外からの良い運気を招き入れるように、出入口に向けて設置
飾り方を意識することで、より大きなご利益が期待できそうですね。
また浅草の酉の市や、新宿の酉の市とは違った熊手が見れるのも面白いですね。
大國魂神社の酉の市の屋台を楽しむための注意点まとめ
大國魂神社の酉の市は、毎年大勢の人で賑わう大人気イベントです。
その中でも、屋台グルメを楽しみに訪れる方も多いですよね。
けれど、人混みの中で快適に楽しむには、いくつか気をつけたいポイントもあります。
ここでは、大國魂神社酉の市の屋台をストレスなく満喫するための7つの注意点をまとめました!
① 混雑のピークを避けるのがカギ!
屋台エリアは、18時〜21時が最も混雑する時間帯。
できれば、14時〜17時ごろの明るい時間帯に行くのがベストです。
比較的空いていて、人気グルメも並ばずに買いやすいですよ。
お子さま連れや年配の方は、早めの訪問がおすすめです。
② 屋台の営業時間は事前チェックを
大國魂神社酉の市の屋台は、9:00〜22:00ごろまで営業しています。
ただし、店舗によっては早めに店じまいするところもあるので、
「絶対食べたい!」と思っているメニューは、早めにゲットしておきましょう。
③ 現金を多めに用意しておこう
屋台では現金支払いが基本。
電子マネーやQR決済に対応していないお店も多いため、現金は必須です。
特に、熊手や複数グルメを買うと意外と出費がかさむので、
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千円札
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小銭(500円玉、100円玉)
を多めに持っておくとスムーズですよ。
④ 食べ歩きのマナーを守って楽しく
お祭りといえば食べ歩きが醍醐味ですが、マナーも大切。
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ゴミは各屋台のごみ箱へ
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人混みの中で立ち止まって食べるのは避ける
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混雑エリアでは広がって歩かない
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飲酒は節度を守って(飲みすぎ&大声NG)
大勢の人が訪れるイベントなので、気持ちよく楽しむための心配りを忘れずに。
⑤ 11月の夜は冷える!防寒対策を万全に
酉の市が開催される11月後半は、夜はかなり冷え込みます。
以下のアイテムでしっかり防寒を:
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コート・マフラー・手袋
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カイロ
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防寒インナー
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歩きやすい靴(混雑&長時間の立ちっぱなしに備えて)
「寒すぎて楽しめなかった…」とならないように準備していきましょう!
■ランキング1位!レビュー11000件超!冷え対策に健康足首ウォーマーレッグウォーマーシルク日本製山忠温むすび(楽天市場)
⑥ 小さなお子さま連れは迷子&トイレに注意
混雑する会場では、迷子対策は必須です。
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目立つ服を着せる
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連絡先を書いたメモを持たせる
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迷ったときの集合場所を決めておく
また、トイレも早めにチェックを。
境内や周辺に設置されていますが、夜はかなり混雑します。
⑦ 写真やSNSはまわりに配慮を
屋台や熊手、ライトアップされた境内など、撮りたくなるシーンがいっぱい。
でも、他の人の顔が映り込まないように注意しましょう。
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フラッシュ禁止
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通行の邪魔にならない場所で撮影
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他人の屋台の品を勝手に撮らない
楽しい思い出も、マナーを守ってこそです。
まとめ
大國魂神社の酉の市は、府中で長く親しまれている秋の恒例行事です。
2025年は「一の酉」が11月12日(水)、「二の酉」が11月24日(月・振替休日)に開催されます。
屋台の出店時間は朝9時頃から夜22時ごろまで。
参道や境内には、熊手屋やグルメ屋台がずらりと並び、縁起物や食べ歩きが楽しめます。
特に注目なのが、華やかに飾られた熊手の数々や、トッポギ・牛すじお好み焼き・シャーピン・塩鮎焼きなどの多彩なグルメ。
甘いもの好きには、チョコバナナや今川焼き、りんご飴も大人気です。
開運・商売繁盛を願う参拝客でにぎわう酉の市。
にぎやかなお祭りの空気とともに、グルメも神社の雰囲気も楽しめる充実のイベントです。