この記事では、新宿・花園神社で開催される酉の市に出店する屋台の営業時間を中心に、混雑を避けるコツやおすすめグルメまで、詳しくご紹介していきます。
仕事帰りに立ち寄りたい方、家族やカップルで楽しみたい方にとって、時間帯のチェックはとても重要ですよね。
屋台のにぎわいがピークになる時間帯や、早めに行くべき理由、夜遅くまで楽しめるポイントなど、解説します。
この記事を読めば、酉の市をもっと満喫できる「美味しい時間」の過ごし方がきっと見つかりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
新宿酉の市の基本情報
新宿の中心にある「花園神社」で、毎年11月に開催される酉の市は、「大酉祭(おおとりさい)」とも呼ばれる恒例行事です。
このお祭りは、地元の人々だけでなく、多くの参拝客や観光客でにぎわい、商売繁盛を願う人たちの熱気に包まれます。
新宿の街が発展するにつれて、酉の市も徐々にスケールアップしていき、今では浅草の「鷲神社」、府中の「大國魂神社」と並ぶ“関東三大酉の市”のひとつとして広く知られています。
開催概要
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開催期間
一の酉 2025年11月11日(火)前夜祭 ・11月12日(水)本祭
二の酉 2025年11月23日(日)前夜祭 ・11月24日(月)本祭
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開催場所:新宿花園神社
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所在地:東京都新宿区新宿5-17-3
- 来場者数(例年):約60万人
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料金:無料(入場・参拝ともに)
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アクセス:
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(電⾞)
東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口 徒歩0分・JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口 徒歩7分
(車)首都高速4号新宿線 新宿出口より5分
(バス)都営バス 品97系統 新宿西口行き 「新宿三丁目」徒歩3分・都営バス 早77系統 早稲田行き 「新宿伊勢丹前」徒歩3分 - 駐車場:なし(公共交通機関の利用がおすすめ)
見どころ
花園神社の酉の市は、明治時代から続く歴史ある祭事で、新宿の秋を彩る風物詩として親しまれています。
場所は、歌舞伎町や新宿ゴールデン街、新宿伊勢丹などの繁華街からすぐという抜群の立地。
そのアクセスの良さもあり、毎年多くの人でにぎわいを見せています。
境内や神社周辺には、およそ1,000基の奉納提灯がずらりと掲げられ、幻想的な雰囲気を演出。
さらに、雅楽や舞、お囃子といった伝統芸能も定期的に披露され、日本の伝統文化を肌で感じられる貴重な場となっています。
熊手を売る露店も大きな見どころで、縁起物として飾られたおかめや七福神、千両箱、松竹梅などの飾りが施された熊手がずらりと並び、商売繁盛を願う威勢のいい掛け声が響き渡ります。
また、飲食屋台も充実しており、境内だけでなく靖国通り沿いなど神社の周辺道路にも多数出店。
訪れた人々は参拝のついでに食べ歩きを楽しみながら、非日常のにぎわいに包まれます。
そして、花園神社の酉の市で外せない名物といえば「見世物小屋」。
昭和の香りが漂うレトロで少し怪しげな空間で、他ではなかなか味わえない独特の世界観を体験できます。
ちなみに、昨年(2024年)の入場料は大人900円・前払い制でした。
夜には晴れ着姿や和装の若者の姿も多く、年の瀬の新宿を華やかに彩るイベントとして毎年注目されています。
新宿酉の市の屋台の営業時間は何時から何時まで?
ここでは、新宿酉の市の屋台の具体的な営業時間と、訪れるのにおすすめの時間帯について、わかりやすくご紹介していきます。
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前夜祭・本祭ともに共通
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屋台の営業開始時間:14:00頃〜
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屋台の営業終了時間:24:00頃まで
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※日中から夜までゆっくり楽しめるスケジュールになっています。
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雅楽や舞の奉納
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開始は午後からとなっており、屋台と同じ時間帯に楽しめます。
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新宿酉の市の屋台の出店場所
新宿・花園神社の酉の市では、境内はもちろん、神社の外にも数多くの屋台が立ち並びます。
どこに行けばどんな屋台があるのかを事前に知っておくと、スムーズに楽しめて、混雑回避にもつながりますよ。
ここでは、屋台が出店される主な場所や、人気エリアの特徴について詳しくご紹介していきます。
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花園神社の境内
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本殿へ向かう参道や境内全体に、熊手や縁起物を扱う露店、飲食屋台が多数並びます。
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靖国通り沿い(境外エリア)
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花園神社前の大通りである靖国通りの歩道沿いにも屋台がズラリと出店。
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境内だけでなく、神社周辺一帯に屋台が広がっているため、通りを歩くだけでもお祭り気分を味わえます。
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新宿酉の市の屋台のおすすめグルメ
肉汁じゅわっ!「牛串・豚串」
お祭りといえばやっぱり串焼き!
花園神社の酉の市でも、行列ができる屋台の定番グルメです。
ポイント:
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熱々ジューシーで食べ応え抜群
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にんにくダレや塩味など味のバリエーションも豊富
鉄板でジュワッと「お好み焼き&たこ焼き」
ふわふわとろとろの関西風たこ焼きや、ソースたっぷりのお好み焼きも人気。
ポイント:
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焼き立ての香りが食欲をそそる
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子どもにも大人にも大人気!
揚げたてサクサク「からあげ・フライドポテト」
歩きながらでも食べやすい、スナック系の王道屋台グルメです。
ポイント:
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ビールにも合う最強コンビ
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味付きポテトやチーズ入りも!
寒い季節にうれしい「甘酒・おでん」
11月の夜は冷え込むことも多いので、体を温めてくれるホットメニューも大人気。
ポイント:
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優しい甘さの甘酒でほっと一息
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大根・ちくわ・たまごなど、味のしみたおでんは癒しの味
スイーツ系も充実!「りんご飴・チョコバナナ・ベビーカステラ」
甘いもの好きさん必見!
子どもにも大人にも嬉しい、お祭りスイーツももちろんあります。
ポイント:
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見た目もカラフルで写真映え
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持ち歩きながら楽しめるのが◎
レトロ感たっぷり!「じゃがバター・焼きそば」
昔ながらの屋台メニューも安定の人気。
バターが溶けたほくほくのじゃがいもや、ソース香る焼きそばは、お祭りの雰囲気にぴったり。
新宿酉の市の熊手の値段や飾る場所
新宿・花園神社の酉の市といえば、縁起物として有名な「熊手」が主役ともいえる存在です。
威勢のいい掛け声が飛び交う露店には、大小さまざまな熊手がずらりと並び、初めての方はその種類や値段に迷ってしまうかもしれません。
ここでは、熊手の価格の相場や選び方のポイント、さらに飾る場所や飾り方のコツまで、初めてでもわかりやすく解説します。
熊手とは?縁起を呼び込む招福アイテム
熊手は、その形が「かき集める」ことに由来し、「福を呼び寄せる」「商売繁盛や金運を引き寄せる」とされる縁起物の代表格です。
初めて熊手を買う際には、まずは手頃なサイズからスタートし、年々運気が上がるように少しずつ大きなものへ買い替えていくのが良いとされています。
熊手の料金について
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小型の熊手:約1,000円前後
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中型〜大型の熊手:数千円〜数万円
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豪華な装飾付きの特大サイズ:数十万円にのぼる場合もあり
※価格は大きさや装飾の内容(七福神・おかめ・松竹梅・千両箱など)により大きく変わるので、購入前にじっくり見比べて選ぶのがおすすめです。
粋な熊手の買い方(商売繁盛を願うならぜひ実践を)
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まず、店主に値段を尋ねる
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軽く値切る(値引き交渉を楽しむ)
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最終的に最初に提示された金額をそのまま支払い、
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値切った分は「ご祝儀」としてお店に渡す
こうしたやりとりが、昔ながらの「粋な買い方」とされ、縁起を担ぐ場面としても楽しまれています。
熊手を飾る場所について
熊手を飾る際には、場所や向きにも縁起の考え方があります。
飾る場所のポイント
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目線より高い位置に設置するのが理想的
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神棚、玄関、リビングなど、人の集まる空間が良い
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リビングの場合も、なるべく上の方へ飾ることで、運気を呼び込みやすくなります
飾る向きのポイント
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南向きやその年の恵方(えほう)に向けると◎
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玄関に飾る場合は、外からの良い運気を招き入れるように、出入口に向けて設置
飾り方を意識することで、より大きなご利益が期待できそうですね。
新宿酉の市の屋台を楽しむための注意点まとめ
新宿・花園神社の酉の市は、毎年大勢の人で賑わう大人気イベントです。
その中でも、屋台グルメを楽しみに訪れる方も多いですよね。
けれど、人混みの中で快適に楽しむには、いくつか気をつけたいポイントもあります。
ここでは、新宿酉の市の屋台をストレスなく満喫するための7つの注意点をまとめました!
① 混雑のピークを避けるのがカギ!
屋台エリアは、18時〜21時が最も混雑する時間帯。
できれば、14時〜17時ごろの明るい時間帯に行くのがベストです。
比較的空いていて、人気グルメも並ばずに買いやすいですよ。
お子さま連れや年配の方は、早めの訪問がおすすめです。
② 屋台の営業時間は事前チェックを
新宿酉の市の屋台は、前夜祭・本祭ともに14:00〜24:00ごろまで営業しています。
ただし、店舗によっては早めに店じまいするところもあるので、
「絶対食べたい!」と思っているメニューは、早めにゲットしておきましょう。
③ 現金を多めに用意しておこう
屋台では現金支払いが基本。
電子マネーやQR決済に対応していないお店も多いため、現金は必須です。
特に、熊手や複数グルメを買うと意外と出費がかさむので、
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千円札
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小銭(500円玉、100円玉)
を多めに持っておくとスムーズですよ。
④ 食べ歩きのマナーを守って楽しく
お祭りといえば食べ歩きが醍醐味ですが、マナーも大切。
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ゴミは各屋台のごみ箱へ
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人混みの中で立ち止まって食べるのは避ける
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混雑エリアでは広がって歩かない
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飲酒は節度を守って(飲みすぎ&大声NG)
大勢の人が訪れるイベントなので、気持ちよく楽しむための心配りを忘れずに。
⑤ 11月の夜は冷える!防寒対策を万全に
酉の市が開催される11月後半は、夜はかなり冷え込みます。
以下のアイテムでしっかり防寒を:
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コート・マフラー・手袋
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カイロ
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防寒インナー
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歩きやすい靴(混雑&長時間の立ちっぱなしに備えて)
「寒すぎて楽しめなかった…」とならないように準備していきましょう!
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⑥ 小さなお子さま連れは迷子&トイレに注意
混雑する会場では、迷子対策は必須です。
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目立つ服を着せる
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連絡先を書いたメモを持たせる
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迷ったときの集合場所を決めておく
また、トイレも早めにチェックを。
境内や周辺に設置されていますが、夜はかなり混雑します。
⑦ 写真やSNSはまわりに配慮を
屋台や熊手、ライトアップされた境内など、撮りたくなるシーンがいっぱい。
でも、他の人の顔が映り込まないように注意しましょう。
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フラッシュ禁止
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通行の邪魔にならない場所で撮影
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他人の屋台の品を勝手に撮らない
楽しい思い出も、マナーを守ってこそです。
まとめ
新宿・花園神社で開催される酉の市は、毎年多くの人でにぎわう冬の風物詩です。
屋台の営業時間は、前夜祭・本祭ともに14:00ごろから24:00ごろまでで、夕方から夜にかけてが最も混雑します。
時間に余裕のある方は、混雑を避けるために15時〜17時ごろの訪問がおすすめです。
屋台では、焼きとうもろこし・たこ焼き・からあげなどの定番グルメはもちろん、甘酒やじゃがバターなど季節感あるあったかメニューも充実しています。
また、縁起物の熊手は小さいもので1,000円前後、大きなものは数万円〜数十万円と幅広い価格帯があり、毎年サイズを大きくしていくのが良いとされています。
飾る際には、目線より高く・神棚や玄関・リビングの南や恵方向きに置くと◎。
この記事では、屋台の情報だけでなく熊手の選び方や飾り方まで、初めての方にもわかりやすくまとめています。